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大変な難産

一昨日の夜、おきよちゃんの6回目の分娩が、始まりました。
夫が手を入れて、子牛の前足と鼻を確認しましたが、なかなか進まないので、獣医さんに、来てもらいました。
21日から来ている、香港人ウーファーのサンディも一緒に、4人で引っ張りましたが、前足と頭まで出すのが精一杯で、そこで、子牛は、死んでしまいました。

そして、おきよちゃんを繋いでいた鎖が切れて、動いたおきよちゃんが、尿溝にはまってしまいました。
獣医さんの携帯には、他から、緊急呼び出しの電話が入り、獣医さんは、帝王切開するしかないけど、立てなかったら、やっても意味がない、というようなことを言って、次の急患のところへ行ってしまいました。
私たち3人で、なんとか尿溝から出しましたが、おきよちゃんは、死んだ子牛を産みかけの状態で、一晩過ごし、とてもつらそうでした。

昨日の朝、手術をしてもらうかどうか悩みましたが、おきよちゃんに聞くと、このまま死にたくない、なんとか助けて、と言っているように見えました。
手術をしてもらうことに決め、おきよちゃんを手術しやすい場所に動かし、獣医さんが3人来て、牛舎で帝王切開。
苦労して取り出した子牛は、お腹が異様に大きい、奇形児でした。

おきよちゃんは、かなり弱った状態で、食欲がなく、寝返りも打てません。
昨日から、次男が旅先で知り合った女性が、酪農体験に来ているので、4人で、寝返りを打たせています。
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by fuji2213 | 2014-09-27 20:35 | 酪農業について
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