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沢に落ちたクロスワード

天気予報を何回も(何種類も)見ながら、牧草収穫作業をやっています。
そんな忙しい中、今年も事件が起こりました。

先週の土曜日のこと。
朝の搾乳時、バケットミルカーの取っ手がはずれ、チョモランマ(現在比較的乳量の多い牛)の搾乳分すべて、尿溝に流してしまいました。

もっと大変な事件は、夕方に気づきました。
クロスワードの姿がないのです。
クラブの練習試合で疲れている次男と私の二人で搾乳をし、夫が沢を探しに行きました。
夫の話では、繁みの間から突然目の前にのそっと現れ、上流に歩いて行くと後をついて来たそうです。
私たちがかけつけた時は、30メートル近く深い切り立った岩盤の下で、そこから先へは進めない状態でした。
そこで地元でユンボを持っている重機会社の方に連絡すると、近所の元酪農家達に声をかけて、みんながかけつけてくれました。
どうしたらいいかあれこれ相談の結果、次の日の朝7時30分に、クレーン車が来るように手配してくれました。
クロスワードは平気は顔をして、夫が運んだ乾草をもぐもぐ食べていました。

そして日曜日の朝は、7時頃からみんなが集まってくれました。(私たちはいつもより早く起きて搾乳をすませました)
お隣の酪農家や、近くの肉牛農家さんも、牧草収穫で忙しい中、朝から来てくれました。
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みんなでクロスワードの腹の下にモッコを入れカーペットを敷き、頭と足を動かないようにくくりつけ、クレーン車で引き上げました。
おとなしく全然動きませんでした。
引き上げた後は、普通に歩いて、牛舎に連れて帰ることができました。
by fuji2213 | 2008-06-24 15:41 | 酪農業について
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