長男の高校の入学式に行きました。
キリスト教の儀式として、初めて賛美歌などを歌い、ちょっと変わった入学式だと思いましたが、「君が代」が歌われるのとは比べものにならない良さがありました。
校長先生は、「この学校が好きです。ここに来てくれる傷つきやすい繊細な生徒たちが好きです。」と言われていました。
そして、「本やドラマには書かれていない生身の人間がつくるドラマがある。その主人公はあなたたち」という話に、保護者席のあちこちからすすり泣きが聞こえました。
そこに来ている新入生それぞれが、すでにいろいろな試練をくぐり、ドラマを作りながら、集まっていることが、感じられました。
担任の先生が、教室で話された言葉で、印象に残っているのは、「私は、生徒を怒るというより、生徒をつかみ、生徒に考えさせるのが好きです。」ということと、「行事には、子どもが来るなと言っても、できる限り来てほしい。子どももそれを喜ぶようになる。」ということです。
PTA活動が実に活発で、PTA有志によるメーリングリストまであり、参加することにしました。
下宿も、家族のような雰囲気で、快適な生活を送れるのではないかと思います。
同じ一年生で、地元の人間関係を切りたいと考えて来ている子がいて、その子は夏休みなども地元には帰りたくないとのこと。
その子のお母さんは、「夏休み、北海道の農家で、アルバイトか農業体験をさせてくれるところがあればいいのだけど。」と言われていました。
私は、自分のやりたかったことが、具体化したような気がしました。
今後そういう子どもたちを受け入れられる牧場を作っていきたいのです。
そのためにも、まず私が仕事に慣れて、牧場を軌道に乗せなければ、と意欲が沸いています。